生命保険の誕生とは?

何が起こるか分からない人生ですから、万が一のための備えとして生命保険が持つ意味は広く大きいことと言えます。

生命保険はどのように誕生し、現在のような形になっていったのでしょうか。

割と最近のことと思われがちですが、生命保険の誕生は意外に古くからの歴史があります。

最も古いのは、中世ヨーロッパのギルドだと言われています。

誰かが亡くなった場合、残された家族を保護したり、仕事の不調を助けたりという互助的要素が強かったようでした。

17世紀になって、助け合いの精神を受け継いだ新しい制度が誕生しました。

イギリスの牧師たちが組合を作り、香典の積立をすることになったのですが、若い牧師たちからの不満が噴出し、10年程でこの制度はつぶれてしまいます。

亡くなるまでが短い年寄りに比べて、若い牧師は永いこと積み立てることになり、不公平だったからです。

やがて18世紀になると、現在の生命保険のようなシステムが確立されてきました。

いろいろな研究が進み、平均寿命や死亡率などが数値化できるようになったからです。

イギリスに生命保険の会社が登場したのもこの頃です。

やがて、生命保険という制度が、一般に普及していきました。

この生命保険の新しいシステムが、現在の生命保険の始まりと言えそうですね。

そして、それはやがて日本にも伝わることとなりました。

1867年に、福沢諭吉がこの制度を紹介したと伝えられています。明治になって日本初の生命保険の会社が設立されました。

これが明治生命です。

日本では、元々隣近所が助け合うという制度・習慣があったため、スムーズに広がったと思われます。

すでに17世紀のイギリスで牧師たちが始めた制度から、万が一の時のリスクを避け、経済的に準備するという考え方は続いていたと言えるでしょう。

ここから始まった新しい生命保険という制度が、現在のような複雑なかたちになるのには、まだまだいろいろな時代の流れがあったようですね。

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